国土交通省は、CO2排出量削減効果の高いSAFの原料(ニートSAF)を輸入した上で国内にてジェット燃料と混合し、航空機に給油する一連のサプライチェーンを構築するための実証事業を行うと発表した。ニートSAFは、混合SAFに比べて少量の輸送で済むことから、「エコな燃料を、よりエコな方法で輸送する」ことにもつながるもの。今回の実証事業は日本初の取り組みとなる。航空分野における脱炭素化は喫緊の課題であり、特に、SAFの利用は脱炭素を進めていく上で最も重要な要素。一方、輸入ニートSAFはわが国での使用実績がない。今回の実証事業では、実際にフィンランドの工場で生産されたニートSAFを輸入し、国内の製油所においてジェット燃料と混合し、中部国際空港に輸送して航空機に使用することでSAFのサプライチェーンの実証を行う。また、日本の各航空会社は2030年に燃料使用量の10%をSAFに置き換えることを目標としている。中部国際空港を拠点としている飛行検査機もSAFを用いることで、航空局における脱炭素化を進めていくという。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 国土交通省 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | サプライチェーン | フィンランド | 中部国際空港 | 脱炭素化 | CO2排出量削減効果 | 航空分野 | ジェット燃料 | SAF | ニートSAF | 飛行検査機 |
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