Apple Japan（合）は、環境経営戦略「Apple 2030」に基づくグローバルでの成果を誇示しつつ、アースデイ（4月22日）記念キャンペーンの概要を紹介した。──【Apple環境進捗報告書2025の要旨】Appleは、2015年から2024年の間に収益を65パーセント以上増加させる一方で、温室効果ガス（GHG）排出量を60パーセント以上削減することに成功した。この成果は、Appleの全体的なバリューチェーンにわたる取り組みの結果である。具体的には、以下のような取り組みが行われた。1. 再生可能エネルギーの使用：Appleは2018年にオフィス、店舗、データセンターで100パーセント再生可能エネルギーを使用するようになった。2. サプライチェーンの脱炭素化：サプライヤーの再生可能エネルギーの調達を拡大し、製品の製造において再生可能エネルギーを使用するようにした。3. リサイクルおよび再生可能材料の使用：製品の製造においてリサイクルおよび再生可能材料の使用を増加させた。4. 直接排出の削減：施設およびサプライチェーンにおけるプロセス革新、排出削減、および化石燃料からの転換を通じて、直接的な温室効果ガス排出を削減した。Appleは、環境への影響を減らしながらもビジネスとして成功していることを示すことで、持続可能なビジネスモデルの実現可能性を提示する。これは、環境保護と経済的成功が両立できることを示す重要なメッセージであり、他の企業も同じように持続可能なビジネスモデルを取り入れるきっかけになるだろう。──なお、Appleはアースデイを記念して、様々なイベントを実施する。世界中のApple Store直営店で、使わなくなった製品をリサイクルし、アクセサリを割引購入できるキャンペーンを行い、当日は特典付きのイベントなどを開催するという。