国土交通省は、日本で初めて、国内ブレンドの航空燃料で航空局所有の飛行検査機が空を飛んだと発表した。SAF(=サフ、持続可能な航空燃料)の導入促進は、流通・使用の過程において安全で円滑に取り扱うための環境整備が重要な課題となっている。十分な量の国産SAFが供給されるまで、輸入SAFの活用が不可欠であり、輸入SAFを想定したサプライチェーンの構築は石油業界、航空業界からも要望されている。同省では、サプライチェーン実証のため、ネステ社(フィンランド)のニートSAFを輸入、国内でジェット燃料との混合、空港への輸送から、機体に給油するまでの保税管理、経済合理性、混合に際しての品質保証などを検証し、今回、中部国際空港において、同省航空局が所有する飛行検査機(CJ4型5機、C700型1機)に国内で初めてブレンドしたSAFの給油を開始した。これにより、SAFサプライチェーン構築に向けた実証事業は最終段階を迎え、得られたノウハウを報告書とチェックリストにまとめ、全国の空港に周知し、国産SAFの普及に繋げていく。今後も飛行検査機へのSAF給油を引き続き拡大する計画という。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 国土交通省 |
分野 |
地球環境 環境総合 |
キーワード | サプライチェーン | フィンランド | 中部国際空港 | SAF | 国産SAF | 航空局 | ニートSAF | 飛行検査機 | ネステ社 | 国内ブレンド |
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