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 日本自然保護協会、陸上風力発電計画の自然環境影響をレポート

発表日:2023.04.06


  (公財)日本自然保護協会(NACS-J)は、大型陸上風力発電計画による自然環境への影響を分析したレポートを公表した。急増する再エネ関連事業による生物多様性への悪影響が国際的にも懸念されており、国内でも、近年、陸上風力発電計画の件数・規模ともに増大し、各地で自然環境や住環境面で懸念の多い計画が増えているという。NACS-Jは独自で267件に上る陸上風力発電計画の環境影響評価図書を分析して各事業がどのような自然環境の中で計画されているのかを解析し、事業の自然環境への配慮や市民への情報公開等に関する問題点を明らかにした。その結果、事業者や各事業によって環境配慮や情報公開に大きな違いがあることが判明し、配慮が不十分なものが少なくないことも確認されたとのこと。持続可能な再生可能エネルギー推進のために、生物多様性保全上の重要地域を避け、利害関係者との広い合意形成などが求められるという。

情報源 (公財)日本自然保護協会 プレスリリース
機関 (公財)日本自然保護協会
分野 自然環境
キーワード 風力発電 | 再生可能エネルギー | 生物多様性 | 環境配慮 | 環境影響評価 | 情報公開 | 重要地域 | 日本自然保護協会 | 陸上風力発電 | NACS-J
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