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 自然保護16団体、石垣島・大規模ゴルフリゾート建設について知事へ要請

発表日:2023.04.21


  (公財)日本自然保護協会、(公財)日本野鳥の会、日本甲殻類学会、カンムリワシの里と森を守る会など自然保護等16団体は、沖縄県知事に宛てて『「石垣リゾート&コミュニティ計画」に係る知事許可事項に対する要請』を提出した。石垣島で進められている、総面積約127ヘクタールの大規模ゴルフリゾート建設「石垣リゾート&コミュニティ計画」は、その建設予定地にラムサール条約湿地「名蔵アンパル」や特別天然記念物カンムリワシの営巣地が含まれている。日本野鳥の会等は、この計画を推進する石垣市および(株)ユニマットプレシャス並びに許認可権限を有する沖縄県および関係省庁に対し、必要な環境配慮を求める要請を繰り返し実施してきた。今回、計画に係る農地法に基づく農地転用及び土地計画法に基づく開発許可の審査を行なっている沖縄県に対して、慎重な審査を求める要請を地元団体含む16団体連名で行なった。カンムリワシの生息地保全に関して、県から事業者に対して科学的調査を事前に実施することを求めることなど3つの対応を要請した。また、地下水汲み上げの影響、ゴルフ場で使用される農薬や赤土流出による汚染について懸念点を示し、事業者に科学的調査等を求めるべきとした。16団体は、複数のユネスコ世界自然遺産やラムサール条約湿地等の国際的に重要な自然環境を有する沖縄県の賢明な判断を求め要望している。

情報源 (公財)日本野鳥の会 お知らせ
機関 (公財)日本自然保護協会 (公財)日本野鳥の会 カンムリワシの里と森を守る会 石垣島エコツーリズム協会 (一社)日本魚類学会
分野 自然環境
キーワード 農薬 | 石垣市 | 名蔵アンパル | カンムリワシ | ゴルフリゾート | 農地法 | 農地転用 | 土地計画法 | 開発許可 | 赤土流出
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