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 (独)国際農林水産業研究センター、日本初となる小規模植林CDM事業からの炭素クレジットの売却へ向けて公募を実施

発表日:2010.04.16


  (独)国際農林水産業研究センター(JIRCAS)は、パラグアイで実施中の小規模植林CDMプロジェクトが、国連のCDM理事会に登録されたことを受け、同プロジェクトから得られる炭素クレジットを民間企業に売却するための手続きを開始すると発表した。同プロジェクトは、JIRCASがパラグアイ政府国家森林院、国立アスンシオン大学等と共同で、同国の低所得地域において、農村開発の視点からアグロフォレストリー(植林地の樹間等を利用した作物栽培)を核とする小規模植林CDMとして取り組んでいるもの。今後、クレジットの売却益を農村開発に活用する方策について、JIRCASが調査研究を行う。今回、売却予定の炭素クレジットは、第1回モニタリング(2010年)で確認される予定の1万4千トンと、第2回モニタリング(2015年)で確認される予定の3万8千トン。売却先企業は、パラグアイの農村開発への支援を含む企画競争により選定される。

情報源 (独)国際農林水産業研究センター(JIRCAS) プレスリリース
機関 (独)国際農林水産業研究センター
分野 地球環境
キーワード CO2 | CDM | クレジット | 企業 | 植林 | アグロフォレストリー | 国際農林水産業研究センター | JIRCAS | パラグアイ | 農村開発
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