神奈川県の湘南エリアに位置する葉山町は、公共施設15施設に実質再生可能エネルギー由来の電力(実質再エネ電力)を令和5年9月1日から供給開始することでコスモ石油マーケティング(株)(本社:東京都港区)と合意した。葉山町は、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロ実現を目指す「はやま気候非常事態宣言」を表明している。この取組の実現に向け、コスモ石油マーケティングの電力プラン「コスモでんきビジネスグリーン」を、令和5年4月に葉山浄化センターと中継ポンプ場に導入した。今回、新たに町役場や消防署、小中学校等15施設に導入する。これにより、町内17施設の年間使用電力量約500万kWhが実質再エネ電力に切り替わり、年間約2,396トン-CO2排出量を削減する。これは町所有施設総電力使用量の約87.1%に相当する。今後も同町と同社は、より一層の環境負荷軽減を図り、脱炭素社会の実現に向け、さまざまな取り組みを協議継続していくという。