環境省は「第10回大気汚染に関する日中韓三カ国政策対話」の結果を公表した(開催日:令和5年9月20日、開催方法:オンライン)。先ず、政策対話に先立って開催されたワーキンググループ会合で「オゾンとPM2.5の相乗的な管理技術に関する最新の研究」をテーマに三カ国の専門家間で情報共有・意見交換が行われた。三カ国共通の課題として、オゾンとPM2.5の関係のさらなる研究、オゾンの発生に影響する要因の究明、対策・措置が挙げられ、政策対話にて報告された大気環境管理の政策について、日本からは、オゾンを中心とする光化学オキシダントに焦点を当て、大気環境の現状と管理の政策を発表した。韓国からは、大気環境改善のための第3次総合計画を中心に、大気環境の現状と政策の方向性、中国からは、大気汚染の防止と管理の現状の発表があり、オゾンとその前駆物質である揮発性有機化合物と窒素酸化物との相関関係や、オゾン対策について意見交換した。日本からは、各国の大気の越境輸送や、光化学オキシダントなどについての情報共有の促進を提案し、連携強化について共通の認識を得た。また、東アジア酸性雨モニタリングネットワーク等の他の国際枠組を通じ、同会合の成果を三カ国以外に共有する具体的な方法等を決める提案がされた。この他、韓国から、大気環境モニタリングのための衛星の活用連携について提案があった。なお、次回の政策対話は2024年に韓国で開催される。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
大気環境 |
キーワード | 窒素酸化物 | 大気汚染 | オゾン | 揮発性有機化合物 | 光化学オキシダント | PM2.5 | 東アジア酸性雨モニタリングネットワーク | 日中韓三カ国政策対話 |
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