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 中鎖塩素化パラフィン・長鎖ペルフルオロカルボン酸など、POPs条約の対象物質に追加指定

発表日:2023.10.20


  環境省は、残留性有機汚染物質検討委員会第19回会合(POPRC19)の開催結果を発表した(開催日:令和5年10月9日~13日、於:ローマ)。「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)は、環境中での残留性、生物蓄積性、人や生物への毒性が高く、長距離移動性が懸念されるポリ塩化ビフェニル(PCB)、DDT等の残留性有機汚染物質(POPs)の製造と使用の廃絶や制限、意図的でない生成による放出の削減等に関する条約。今回、英国の提案により、中鎖塩素化パラフィン、カナダの提案により、長鎖ペルフルオロカルボン酸(LC-PFCA)とその塩及びLC-PFCA関連物質を条約対象物質に追加した。また、欧州連合の提案により、殺虫剤用途に使用されるクロルピリホスを、条約対象物質として検討する決定をした。次回会合は2024年9月にイタリア・ローマで開催され、第12回締約国会議(COP12)は2025年4月から5月にスイス連邦・ジュネーブで開催される予定。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 健康・化学物質
キーワード PCB | ストックホルム条約 | POPs | POPs条約 | ローマ | クロルピリホス | 残留性有機汚染物質検討委員会 | POPRC19 | 中鎖塩素化パラフィン | 長鎖ペルフルオロカルボン酸
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