J-クレジット制度における「肉用牛へのバイパスアミノ酸の給餌」が新たな方法論として追加された。令和5年10月20日に開催された第32回J-クレジット制度運営委員会において、「肉用牛へのバイパスアミノ酸の給餌」の方法論が承認され、新たにJ-クレジット制度の対象となった。これにより、J-クレジット制度の農業分野の方法論は6つとなる。同方法論は、肉用牛に牛の小腸まで届くように加工したアミノ酸である「バイパスアミノ酸」を加えた飼料を給餌することで、成育が促進できるため、従前より肥育期間を短縮、枝肉重量当たりの温室効果ガスの排出量を削減する。今後、これに基づいた削減計画を登録し、実際の削減活動を実施し、審査により、削減量分の「クレジット」の認証を受けられる。