東京電力福島第一原子力発電所の放射性物質を含む処理水(ALPS処理水)の海洋放出について、東電は2023年11⽉19⽇10時18分に、3回目の放出が完了したと発表した(放出期間:17日間)。ALPS処理水は、放射性物質を含む水についてトリチウム以外の放射性物質を基準値以下まで処理したもの。トリチウムについては安全基準値まで海水で希釈する。政府は保管スペースが限られているなどの理由から海洋放出する方針を示し8月24日から1回目の放出が行われていた。3回目となる海洋放出は、11月2日10時21分より開始。今回の放出で約7,753トン、トリチウム総量1.0兆ベクレルが海洋に放出された。1から3回目の放出でトリチウムは累計3.2兆ベクレルが海に放出された。東電は発電所から3キロメートル以内の地点(10地点)および発電所正面の10キロメートル四方(4地点)を定期的にモニタリングし、放出停止判断レベルに達した場合は海洋への放出を停止することにしている。なお放出停止判断レベルは、3キロメートル以内の地点で1リットル当たり700ベクレル、発電所正面の10キロメートル四方では1リットル当たり30ベクレルとなっている。
情報源 |
東京電力ホールディングス(株)福島第一廃炉推進カンパニー プレスリリース
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機関 | 東京電力ホールディングス(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル 健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 東京電力 | 放射性物質 | 福島第一原子力発電所 | 海洋放出 | 放射性核種 | ALPS処理水 | トリチウム | 総量 | 3回目 | 放出停止判断レベル |
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