東京電力は、福島第一原子力発電所内で保管する汚染水を処理した後の水(ALPS処理水)について、全4回中1回目に計画していた約7,788トンの海洋放出を終えたと発表した(放出期間:令和5年8月24日~9月11日)。設備のトラブルはなく、放出された処理水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度に異常がないとのこと。今回放出されたALPS処理水のトリチウム濃度は1リットル当たり14万ベクレル。放出量は7,788トンに及んだ。海洋に放出されたトリチウムの総量は1.1兆ベクレルになった。東京電力、環境省などはモニタリングを行っており、東京電力は放出口から200メートルの1地点で10ベクレル/リットルを検出した(放出後の最大値)。東京電力は海洋放出の停止を判断するレベルを3キロ圏内で1リットル当たり700ベクレル、10キロ圏内で30ベクレルと設定している。なお東京電力は令和5年度中に約3万1,200トン(トリチウム総量:約5兆ベクレル)を4回に分けて放出する計画。2回目の放出開始は設備の点検後の9月末にも予定している。
情報源 |
福島県 ALPS処理水の海洋放出に関する情報
東京電力 処理水ポータルサイト 東京電力 処理水ポータルサイト 2023年度の放出計画及び放出実績 |
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機関 | 環境省 福島県 東京電力 |
分野 |
ごみ・リサイクル 健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 東京電力 | 放射性物質 | 福島第一原子力発電所 | 海洋放出 | 汚染水 | ALPS処理水 | トリチウム | 設備トラブル | 総量 | 放出計画 |
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