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 〈食品産業もったいない大賞〉家庭の食品残渣、堆肥化に取り組む高校生が受賞

発表日:2023.12.26


  (公財)食品等流通合理化促進機構は、第11回「食品産業もったいない大賞」の受賞者を発表した。同表彰制度は、同機構主催、農林水産省協賛により、食品産業の持続可能な発展に向け、「省エネルギー・CO2削減」、「廃棄物の削減・再生利用」、「教育・普及」等の観点から、食品関連事業者等を表彰する取組。今回、農林水産大臣賞は、長崎県立諫早農業高等学校生物工学部が受賞した。同校は長崎県対馬市と連携し食品ロスの解決に取り組んでおり、令和2年に市民、高校、市役所の連携により、食品ロスを堆肥にして食品に循環させる「フードロスニュートラル活動」を開始、対馬市では7,000トン/年の焼却ゴミが発生、そのうち38%が家庭から生ゴミとして排出されている。同校は、実証実験により、令和3年に「堆ひっこ」を完成。これまでの活動で、2,255トンの生ゴミ回収、約200トンの堆肥化を実施した。同校と市民、対馬市の3者連携による家庭系食品ロス資源化への取り組みは、日本各地でモデルとなる大きな成果となっている。また、農林水産省大臣官房長賞にはキユーピー株式会社(株)、(特非)グッドネーバーズ・ジャパン、(株)Mizkan Holdingsが選ばれた。

情報源 農林水産省 報道発表資料
食品等流通合理化促進機構 新着情報
機関 農林水産省 (公財)食品等流通合理化促進機構
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 省エネルギー | 長崎県 | CO2削減 | 食品産業もったいない大賞 | Mizkan Holdings | 食品等流通合理化促進機構 | グッドネーバーズ・ジャパン | 諫早農業高校 | 諫早市 | フードロスニュートラル
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