農林水産省は、第12回「食品産業もったいない大賞」の受賞者を発表した。この表彰制度は、(公財)食品等流通合理化促進機構が主催、農林水産省が協賛して、食品産業の持続可能な発展に向けて、省エネルギー・CO2削減、廃棄物の削減・再生利用、教育・普及等の観点から環境対策に取り組み、顕著な実績を挙げた食品関連事業者等を表彰するものである。──今回の農林水産大臣賞には、バローホールディングス、中部フーズ、日本気象協会、ソフトバンクの4者連名によるAIとビッグデータを活用した食品ロス削減の取り組みが選ばれた。これまでの食品ロス削減には多くの課題があり、効率的なデータ活用と連携が求められていた。バローホールディングスらの取り組みは、AIとビッグデータを駆使し、人流や気象データを活用することで、サプライチェーン全体での食品ロス削減を実現しようとするもので、他の食品関連事業者等にとっても大いに参考になるだろう。