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 日本製紙クレシアと草加市、ティシュー空き箱リサイクル実証を始動

発表日:2024.06.28


  日本製紙クレシアと草加市は「循環型社会の形成に関する取組に係る協定」を締結した。両者は2022年から、学校給食用牛乳パックのリサイクルや公共施設牛乳パック拠点回収の運用などを協働推進している。今般、日本製紙クレシアが調査を実施したところ、本来は雑紙古紙として回収され、資源化すべき「ティシュー空き箱(引き出し口のフィルムを除く)」を燃えるゴミとして捨てている家庭が44%にのぼることが明らかになった。日本製紙クレシア・東京工場(所在地:埼玉県草加市)と同市はそのような実態を課題ととらえ、協議を重ねた結果、草加市内5ヶ所の公共施設に「ティシュー空き箱専用の回収ボックス」を設置することが決まった。2024年4月より、市民が持ち込んだティシュー空き箱を日本製紙クレシアが引き取り、日本製紙グループ内で段ボール原料などに再利用するとともに、回収量に応じて市内の小中学校にトイレットロールとして還元するスキームの構築に向けた実証実験が行われている。製紙・パルプ産業ならでは地域貢献、サスティナビリティのあり方を具現化した取り組みと言える。

情報源 日本製紙クレシア ニュースリリース
機関 日本製紙クレシア(株)
分野 環境総合
キーワード 循環型社会 | リサイクル | 実証実験 | 協定 | 回収ボックス | 草加市 | 日本製紙クレシア | ティシュー空き箱 | トイレットロール | 段ボール原料
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