大手総合リース会社の東京センチュリーと、商船三井グループのMOL Chemical Tankers Pte. Ltd.は「持続可能性に焦点を当てた資金供給/調達の枠組み」に基づくリース契約を締結した。この枠組みは企業や金融機関が持続可能な取り組みを支援するために設計された金融メカニズムのひとつで、サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク(SLFF)と呼ばれている。契約に当たり持続可能性に関する目標や基準を遵守することが基本的な条件とされ、進捗状況等の定期的な報告と評価の仕組みが盛り込まれることが一般的だ。本契約は東京センチュリーにとって「日本型オペレーティングリース(JOLCO: Japanese Operating Lease with Call Option)」に則したSLFFを適用する、またとないチャンスとなった。一方、商船三井グループにとっては環境戦略の推進、リース料の減額、サスティナビリティ経営に対する高評価に繋がるといった多くのメリットが生じる。両社のマテリアリティ(持続可能性)と親和性の高い契約形態であり、海運業界全体の脱炭素化に資する環境金融の先進的な事例になるだろう。
情報源 |
東京センチュリー ニュースリリース
商船三井 ニュースリリース |
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機関 | 東京センチュリー(株) (株)商船三井 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 持続可能性 | 脱炭素化 | 環境戦略 | サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワーク | サステナビリティ経営 | サステナビリティ・リンク・リース契約 | 日本型オペレーティングリース | JOLCO | 持続可能な資金供給 |
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