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 Meiji、万博会場の“ベジタブルコンクリート”展示を後押し

発表日:2024.07.03


  “がれき類”の排出量は年々増加しており、産業廃棄物全体の16.6%を占めている(出典:環境省「産業廃棄物の排出及び処理状況等・令和3年度実績について」)。建物の新改築・解体に伴って排出されるコンクリート(製品、構造物)に由来するものが多いことから、がれき類の発生抑制と環境負荷低減に資するリサイクルコンクリートの社会実装が希求されている。―――他方、砂・砂利・セメント・水を使わずに、廃棄される野菜や果物の皮から建材を作る研究が進められており、実際の建物に応用され始めている。明治はサスティナビリティ経営の一環として、チョコレート製造の過程で取り除かれているカカオ豆の種皮(カカオハスク)の有効活用に取り組んでいる。天然素材を熱圧縮成形して素材化する技術を有する、東京大学発のスタートアップfabula(ファーブラ)との共創により、コースターを皮切りに、数々のカカオハスク・アップサイクル製品を試作してきた。今回、大阪・関西万博の会場内施設にfabulaが開発した“ベジタブルコンクリート”が採用されることが決まった。主原料はもちろんカカオハスクで、会場内施設・ギャラリーwestの屋根材として使用される。明治は2022年3月より「ひらけ、カカオ。」をスローガンに、カカオの新価値を高め、カカオ産地に還元するプロジェクトを推進している。プロジェクトの次ステージを視野に入れつつ、今回は原料支給という形で協賛する。

情報源 明治 プレスリリース
機関 明治(株)
分野 環境総合
キーワード 環境省 | 廃棄物 | 大阪・関西万博 | 明治 | カカオハスク | ベジタブルコンクリート | fabula | teco | ギャラリーwest | ひらけ、カカオ
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