放射冷却素材や放射冷却塗料の活用が急速に広がっている。放射冷却素材は、夜間に物体の表面温度を周囲の気温よりも低く保つ特性を持ち、塗料は太陽光の可視光や近赤外線を反射しつつ、遠赤外線を宇宙空間に放射して、表面温度を大気温よりも下げる技術を利用している。これにより、冷房エネルギーの削減や、温度管理が重要な分野での適用が進んでいる。
SPACECOOLとロンシール工業は9月11日、ネッツトヨタ埼玉の脱炭素対策の一環として、国内の自動車ディーラー・ショールームにおいて初めて放射冷却素材「SPACECOOL」を使った防水シートのテスト導入を実施すると発表した。また、日本空港ビルデングは2025年春頃に供用開始予定の羽田空港第2ターミナル北側サテライト本館接続施設に放射冷却塗料「Radi-Cool」を施工したボーディング・ブリッジを5基導入する計画を発表した。
これらの事例からも分かるように、放射冷却素材は自動車や空港施設など、エネルギー効率を求めるさまざまな分野での導入が進行中である。
情報源 |
SPACECOOL ニュース
日本空港ビルデング ニュースリリース |
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機関 | SPACECOOL(株) 日本空港ビルデング(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 日産自動車 | 羽田空港 | コロラド大学 | 脱炭素対策 | 放射冷却素材 | 放射冷却塗料 | SPACECOOL | Radi-Cool | 空調エネルギー削減 | 温度管理技術 |
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