経済産業省とEXPO-PHR運営事務局は、2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、20のサービス事業者とPHR事業者が創出した10件のユースケースと情報連携基盤「PHR CYCLE」を発表した。本事業は、予防・健康づくりの観点から、異分野からのヘルスケア分野への参入を促し、多様なヘルスケアサービスを創出することを目的としている。PHR(Personal Health Record)を活用し、運動、睡眠、食事などのテーマで新たなユースケースを創出し、PHRサービスの提供を実証的に実現する。これらのユースケースは、大阪・関西万博で展示・体験提供される予定である。―――ユースケースの一例として、株式会社WizWeと株式会社Y4.comが提供する「ウェルネス・サポーター」がある。これは、ミドル~シニア世代向けに介護予防および認知症予防を目的とした健康行動のサポートを行うもので、PHRデータを活用してユーザーの健康行動を支援する。また、株式会社WellmiraとArteryex株式会社、株式会社Y4.comが提供する「今日何食べよ?byカロママプラス」は、AIがユーザーの健康状態や好みに合わせた食事を提案するサービスである。さらに、株式会社NTT DXパートナーと株式会社SOXAIが提供する「ZZZN SLEEP APPAREL」は、PHRデータを活用して最適な睡眠を提供するユースケースであり、利用者の健康データに基づいて光と音で心地よい眠気を誘う仕組みである。―――これらのユースケースは、PHRの利活用を通じて健康寿命の延伸や未病対策に寄与し、新たな産業創出や既存サービスの質の向上が期待されている。
情報源 |
経済産業省 ニュースリリース
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機関 | 経済産業省 |
分野 |
健康・化学物質 環境総合 |
キーワード | 行動変容 | 健康寿命 | ヘルスケアサービス | 予防医療 | PHRデータ | パーソナライズド・ニュートリション | 睡眠改善 | バーチャルリアリティ | AI健康アドバイザー | 情報連携基盤 |
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