国内ニュース
ビール大手4社、環境負荷の低い缶蓋を一斉初採用
発表日：2024.12.10
アサヒビール、キリンビール、サッポロビールおよびサントリー（五十音順）は、製造時に発生するGHGの排出量が約4割少ない飲料缶蓋「EcoEnd™」を2025年2月以降順次、各社が販売するビール類の一部商品に採用する。──EcoEnd™は、GHG排出量削減の有効手段として東洋製罐グループが開発したもの。アルミニウム溶解後の成分調整と製造技術の開発により、アルミ新地金の使用量を41％減らし、リサイクル原料の割合を75％に増やすことで、従来の飲料用缶蓋と同等の品質を担保しつつ、GHG排出量の大幅な削減を実現した。──酒類・飲料業界における本格的な採用はもとより、環境負荷を低減する資材を4社共通で採用することは国内初のことである。持続可能な社会実現に向けた意思を示す取り組みであり、各社はビール類以外の商品への採用も検討していくという。
