本田技研工業(Honda)は、栃木県真岡市にあるパワートレインユニット製造部の敷地・建屋を活用し、次世代燃料電池システムの生産を行う新工場の立ち上げると発表した。──燃料電池システムの効率的な生産体制、高品質な製品の安定供給体制の確立が喫緊の課題となっている。Hondaは、経済産業省の「GXサプライチェーン構築支援事業」に採択され、国の支援のもと、これらの課題払しょくに挑戦している。新工場では、燃料電池車(FCEV)や商用車、定置用発電機、建設機械など多岐にわたる用途に対応する次世代燃料電池システムの生産が行われる。2027年度の稼働開始を目指し、生産能力は年間3万基を計画しており、最新鋭の生産設備を導入し、高効率・高品質生産の実現を目指す。──Hondaは新工場での生産を通じて、「水素事業」を新たな事業の柱として成長させることを目論んでいる。2030年には燃料電池トラック分野でシェア5%、2040年頃にはシェア30%を目指すという野心的な目標を掲げている。