環境省は、「種の保存法」施行規則及び特定国内種事業に係る届出等に関する省令を改正した。今回「ゼニタナゴ(Acheilognathus typus)」が特定第一種国内希少野生動植物種に指定されることとなった。2025年2月12日よりゼニタナゴの保護が強化され、特定国内種事業に係わる手続きも整備された。──ゼニタナゴは神奈川県・新潟県以北の本州に自然分布し、全長7~9cmの小型魚で、体は側扁し、平野部の浅い湖沼や池に生息し、付着藻類ややわらかい水草の葉を食べる。繁殖期は9~11月で、二枚貝の鰓葉内に卵を産む特性がある。産卵期に朱紅色を中心とした婚姻色が現れる雄や、灰黒色の産卵管を持つ雌が特徴的である。今回の改正により、他の在来タナゴ類との競合を避け、種の保存が進むことが期待される。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 絶滅危惧種 | 新潟県 | 神奈川県 | 二枚貝 | ゼニタナゴ | 特定第一種国内希少野生動植物種 | 繁殖生態 | 保護法改正 | 金属光沢 | 特定国内種事業 |
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