環境省は、平成23年度生物多様性保全推進支援事業(三次募集)の採択事業を決定し、公表した。同事業は、自然共生社会づくりを推進するために平成20年度から実施しているもので、地域における生物多様性の保全・再生に資する活動等を支援するため、地方公共団体、NPO、地域の活動団体などで構成される「地域生物多様性協議会」に対して、活動等に必要な経費の一部を国が交付する。対象となるのは、野生動植物保護管理対策、外来生物防除対策、重要生物多様性地域対策のうち、少なくとも一項目に該当する活動で、今回、特定非営利活動法人シナイモツゴ郷の会(宮城県)による「市民と農民が取り組むシナイモツゴとゼニタナゴの保全事業」の1件が採択された。同事業では、シナイモツゴやゼニタナゴ(共に2007年環境省レッドリストにおいて絶滅危惧種IA類に選定)の重要な生息地である宮城県大崎市の旧品井沼周辺ため池群において、生息環境の改善を図るとともに、遺伝的多様性を維持しながら生息池を保全・拡大する方法の検討・実践等を行う。
情報源 |
環境省 報道発表資料
環境省 生物多様性 生物多様性保全推進支援事業(交付金)平成23年度採択事業の概要 環境省 生物多様性 生物多様性保全推進支援事業(交付金) |
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機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 環境省 | 自然共生社会 | 絶滅危惧種 | NPO | 協議会 | レッドリスト | ため池 | シナイモツゴ | ゼニタナゴ |
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