環境省は、国内の温室効果ガス排出削減・吸収量をカーボン・オフセット用のクレジットとして認証する「オフセット・クレジット(J-VER)制度」において、温室効果ガス排出削減・吸収プロジェクトが適格かどうかの妥当性確認(バリデーション)を、ISO規格により認定された第三者機関が実施することとし、同制度の実施規則等の改訂を行ったと発表した。平成20年11月に同制度を創設した際、当面は、妥当性確認を制度事務局(気候変動対策認証センター)が実施するものとされてきたが、発行されるクレジット(J-VER)の信頼性を確保するため、国際的な基準(ISO)に準じた制度設計を行うという観点から、今回の改訂が進められた。そして、平成22年6月16日(水)に開催された第15回J-VER認証運営委員会において、J-VER制度実施規則の改訂及び「妥当性確認・検証ガイドライン」が承認された。