(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻の小森雅晴准教授が、トラック・バスなどの燃費向上と変速時に生じる減速感の抑制を両立できる変速システムを開発したと発表した。従来の歯車式変速機では、変速時に歯車対を切り替える必要があり、その間はエンジンからタイヤに駆動力が伝わらないことから、エネルギーが無駄に消費されて、速度も低下する。そのため、運転者は変速後に余分にアクセルペダルを踏み込むこととなり、加速時の燃費を悪化させるとともに、運転者や乗客に不快感を与える要因となっていた。一方、今回開発した変速システムは、変速時にも非円形歯車が駆動力を伝達しながら減速比を滑らかに変化させるため、エネルギーを有効に利用でき、かつ、高い加速性能も実現することができる。さらに変速時の“駆動力抜け”が無く、減速感を抑制できるため、運転者や乗客の疲労軽減、そして安全性や快適な運転の実現も期待できるという。
情報源 |
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
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機関 | (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 燃費 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | バス | 京都大学 | トラック | 変速システム | 歯車 | 非円形 | 減速感 |
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