(独)農業環境技術研究所は、台地や丘陵に囲まれた谷底の水田である谷津田(やつだ)で多様性の高い植物群落が維持されているのは、田面によく日が当たるよう水田周辺の草刈りが定期的に行われているためであることを明らかにした。平成19年7月に策定された農林水産省生物多様性戦略や、同年11月に決定された第3次生物多様性国家戦略では、田園地域における生物多様性を重視した農業生産の推進が、基本戦略の一つとして掲げられている。また、わが国の農業を環境保全重視型に転換する農地・水・環境保全向上対策が平成19年度から本格実施されている。これらの施策を推進するには、どのような農業活動が生物多様性の保全に役立つかを明らかにすることが重要であり、今回の成果はその基礎的資料になると考えられる。
情報源 |
農業環境技術研究所 プレスリリース
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機関 | 農業環境技術研究所(現:農研機構 農業環境変動研究センター) |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 農業環境技術研究所 | 水田 | 農業 | 植物 |
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