パナソニック(株)とパナソニック エコテクノロジーセンター(株)は、家電リサイクル工場から発生するシュレッダーダストの中の有機物を、酸化チタンの触媒反応を用いて処理する設備を大型化し、本格運用を開始したと発表した。シュレッダーダストには、銅・鉄などの金属片や樹脂、ゴム類のほか、燃焼時にダイオキシンを発生する塩化ビニルなども含まれている。パナソニック エコテクノロジーセンター(株)では、樹脂の選別で資源化を推進するとともに、選別後の残渣に含まれる有機物を、触媒反応により分解し無害ガス化する技術を開発し、その実用化に向けて、2008年から処理設備での検証に取り組んできた。同設備では、中和・還元処理システムにより、樹脂に添加される塩素、窒素を無害化するとともに、篩(ふる)い機構により、銅や鉄などの有価金属を取り出すことなどで、廃棄物のゼロ化を加速する。今後、廃樹脂材の残渣を年間500トン処理する予定という。
情報源 |
パナソニック(株) プレスリリース
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機関 | パナソニック(株) パナソニック エコテクノロジーセンター(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | 触媒 | パナソニック | 無害化 | 家電リサイクル | 樹脂 | 有機物 | 酸化チタン | シュレッダーダスト | 塩素 | エコテクノロジーセンター |
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