(独)森林総合研究所は、平成22年7月1日に「REDD研究開発センター」を開設したと発表した。REDDとは「途上国における森林減少・劣化からの排出の削減」(Reducing Emissions from Deforestation and forest Degradation in developing countries)の取り組みを指し、近年ではさらに森林を保全し、持続可能な森林経営を行うことも加えて“REDDプラス”という考え方に広がっている。今回のセンターは、このREDDプラスに関する我が国の総合的な技術拠点として開設された。今日、途上国における森林減少・森林劣化に由来する二酸化炭素の排出は、人為起源の排出量全体の約2割を占めており、その抑制が地球規模での温室効果ガス削減に向けた喫緊の課題となっている。そこで同センターでは、熱帯林の観測体制の整備や、二酸化炭素の吸・排出量の科学的算定手法の確立、技術者の育成、民間レベルの森林保全・造成活動への支援等を推進する拠点として、活動を展開していくという。
情報源 |
(独)森林総合研究所 プレスリリース
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機関 | (独)森林総合研究所 |
分野 |
地球環境 自然環境 |
キーワード | CO2 | 温室効果ガス | 森林総合研究所 | 森林減少 | 持続可能 | 森林経営 | 熱帯林 | REDD | 発展途上国 | REDD+ |
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