(株)日立プラントテクノロジーは、中国西部地区の大手水事業企業グループである成都市興蓉集団有限公司(以下、興蓉集団)と、水環境ソリューション事業の協業に関する覚書を締結したと発表した。同提携により、2011年中に、中国西部地区の上下水処理施設の新設・改造に伴う建設・運営・譲渡(BOT)や譲渡・運営・譲渡(TOT)などのプロジェクトにおいて、日立グループと興蓉集団が共同で特別目的会社(SPC)を設立し、水事業を展開していく。また、ITを活用して水循環の効率化を実現する日立グループの「インテリジェントウォーターシステム」も適用していく計画である。今後、同社及び(株)日立製作所は、今回の提携をもとに興蓉集団との協力関係を深め、日立グループの持つ技術力・エンジニアリング力およびグローバルネットワークと、興蓉集団の持つ中国における水事業に関する投資および運営・管理ノウハウを融合することで、水環境ソリューション事業の拡大を図っていくという。