双日(株)は、子会社である双日マリン アンド エンジニアリング(株)が、バラスト水処理装置の販売を本格展開すると発表した。同社は、米エコクロール社製の船舶用バラスト水処理装置の日本国内における販売代理店権を取得しており、今回その第一号として、2011年末に竣工予定の双日の船舶1隻に搭載する。バラスト水とは、船体を安定させるために荷揚げする港で取水し、積み荷する港で排出する海水で、生態系のバランスを破壊するとして、世界的な海洋環境問題として注目されている。今回販売するバラスト水処理装置は、フィルターによる一次処理と、希硫酸と薬剤を混合して発生させた二酸化塩素の溶液による薬剤殺菌処理によりバラスト水を処理する。処理能力は250m3/hから10,000m3/hのものまであり、バラスト水を船外に排出する際に中和剤の投入が不要で安全性が高く、薬剤処理方式の採用により省電力でメンテナンスコストが安いのが特長だという。
情報源 |
双日(株) ニュースリリース
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機関 | 双日(株) 双日マリン アンド エンジニアリング(株) |
分野 |
自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | バラスト水 | 船舶 | 生態系 | 省電力 | 水処理 | 双日 | 海洋環境 | 双日マリン アンド エンジニアリング |
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