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 三菱重工業(株)、外気温度-25℃まで使用可能な業務用CO2ヒートポンプ給湯機を開発

発表日:2011.01.12


  三菱重工業(株)は、外気温度-7℃まで加熱能力を維持し、-25℃の極寒条件まで使用可能な業務用CO2ヒートポンプ給湯機を開発したと発表した。これまでのヒートポンプ給湯機は、外気温が低い条件下で加熱能力やCOPが大幅に低下するため、寒冷地での導入には制約が伴った。今回の製品は、この制約を世界で初めて打ち破ったもので、国内外を問わず、世界中のほとんどの地域での導入が可能という。同製品は、ヒートポンプの心臓部に、CO2冷媒による「スクロータリー」式2段圧縮機を採用。これは、高圧力比での効率が優れるスクロール圧縮機と、低圧力比での効率が優れるロータリー圧縮機を組み合わせて2段圧縮するもので、すべての運転条件で高効率化を達成するとともに、差圧低減による性能向上と信頼性向上を両立させた。また、春および秋(=中間期)の温度条件でのエネルギー消費効率(COP)は、4.3を達成した。同社は今後、寒冷地でのヒートポンプ給湯機の普及のための主力製品として、同製品の拡販を進めるという。

情報源 三菱重工業(株) ニュース
機関 三菱重工業(株)
分野 地球環境
キーワード ヒートポンプ | 三菱重工業 | 寒冷地 | CO2冷媒 | エネルギー消費効率 | 給湯機 | スクロール圧縮機 | ロータリー圧縮機
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