三菱重工業(株)は、インド・グジャラート州政府およびデリー・ムンバイ産業大動脈開発公社(DMICDC)と、同国におけるスマートコミュニティ(環境配慮型都市)づくりで協力していくことで合意し、2011年1月12日に覚書(MOU)に調印したと発表した。これは、同州のサナンドとチャンゴダール周辺に、最先端の省エネ技術や都市交通システムを導入した省エネ・低炭素型の次世代都市インフラを構築するもので、同国のデリー・ムンバイ間において壮大な地域開発を進めるというDMICDCの産業大動脈構想の一環である。同社は、三菱電機(株)、三菱商事(株)、(株)三菱総合研究所および電源開発(株)(J-POWER)の4社とコンソーシアムを組み、天然ガスを利用する高効率発電や、太陽熱などの再生可能エネルギーを活用した発電システムなどの導入、さらには、交通部門の電化促進などを目指すという。