イオン(株)と関西電力(株)及びイオンリテール(株)は、2011年3月22日にグランドオープンする「イオン伊丹昆陽ショッピングセンター(SC)」で、従来型SCに比べてCO2排出量30%削減を目指す取り組みを進めると発表した。同SCは、国内商業施設で最大規模となる発電容量1,160kWの太陽光発電設備(一般家庭約310軒分)をはじめ、国内商業施設で初となる、アンモニア冷媒(オゾン層破壊係数と地球温暖化係数がともにゼロ)を利用したアンモニアチラー、関西電力が提案する氷蓄熱システムとインバータターボ冷凍機を組み合わせた高効率な空調システムなど、環境に配慮した先進技術を積極的に導入。また、同SCで必要となる電気や熱・冷水等の供給設備については、関西電力グループの関電エネルギーソリューションが提供するユーティリティサービスを導入する。さらに、運転、保守、運用管理、およびBEMSを活用したエネルギーマネジメントを実施することにより、省エネルギー・省CO2の推進に努めるという。