政府は、福島第一原子力発電所の事故に伴う「避難区域」「計画的避難区域」「緊急時避難準備区域」における、稲の作付制限について発表した。それによると、政府は福島県知事に対し、同発電所から20km圏内の「避難区域」、及び平成23年4月22日に設定した「計画的避難区域」「緊急時避難準備区域」において稲の作付けを控えるよう、関係自治体の長及び関係事業者等に要請することを指示。また、農林水産省は、平成23年4月22日付けで「原発事故の影響下での農作物の作付に関するQ&A」を作成した。同Q&Aによると、稲の作付制限地域でも、稲以外の作物については作付制限を行わないという。また、稲の作付制限が行われなかった地域では、水田土壌の放射性セシウム濃度と米への移行の指標からみて、食品衛生法上の暫定規制値を超える可能性は低いと考えられるが、放射性物質の放出はまだ収まっておらず、今後、水田土壌中の放射性セシウム濃度が高くなる可能性もあるため、水田土壌中の放射性物質などからみて必要な地域については、収穫後に米の分析を行うという。
情報源 |
首相官邸 災害対策ページ
農林水産省 指示(PDF) 農林水産省 プレスリリース |
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機関 | 首相官邸 農林水産省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 水・土壌環境 |
キーワード | 農林水産省 | 福島県 | 放射性物質 | 福島第一原子力発電所 | 放射性セシウム | 計画的避難区域 | 緊急時避難準備区域 | 水田土壌 | 稲 | 作付制限 |
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