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 農林水産省、スギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果(中間報告)を公表

発表日:2011.12.27


  農林水産省は、スギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果(中間報告)を公表した。同省では、東京電力福島第一原子力発電所の事故により生じた、森林における放射性物質の分布状況調査等を進めている。今回、(独)森林総合研究所が名古屋大学の協力を得て進めていた、スギの雄花とその内部の花粉に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果(福島県内87箇所)を、中間報告として取りまとめた。調査の結果、スギの雄花に含まれる放射性セシウムの濃度は、最も高いスギ林で1kg(乾燥重量)あたり約25万ベクレルで、一部のスギの雄花と、その内部の花粉に含まれる放射性セシウムの濃度を比較したところ、およそ同程度のレベルであったという。同省では、現在測定中の残り95箇所を含む、全調査地点の調査結果の取りまとめを、平成24年2月上旬に公表する予定にしている。

情報源 農林水産省 報道発表資料
(独)森林総合研究所 プレスリリース
機関 農林水産省 (独)森林総合研究所
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 森林 | 農林水産省 | 森林総合研究所 | スギ | 福島県 | 放射性物質 | 福島第一原子力発電所 | 放射性セシウム | 分布状況
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