(株)日立製作所は、米国のゼネラル・モーターズ(GM)から、ハイブリッド電気自動車用リチウムイオン電池システムを受注した。GMでは、同システムを搭載したハイブリッド電気自動車を、2010年に北米において年間10万台以上の規模で市場投入する予定。今回の受注は、同社のリチウムイオン電池の高い品質をはじめ、バッテリー性能、コスト、安全性、耐久性、持続性などの広範囲におよぶ関連技術や、これまでの市場納入実績(20万セル以上)が評価されたもの。同社によると、ハイブリッド電気自動車の市場は、2010年度には世界で150万台にまで伸びる見込みであり、2015年には、同自動車用のリチウムイオン電池の需要が、現在主流であるニッケル水素電池の需要を上回ると予測している。なお、リチウムイオン電池は、同社の子会社である日立ビークルエナジー(株)が製造する。