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 昭和シェル石油(株)、サウジ電力会社と太陽光発電所の運営に関する覚書を締結

発表日:2011.06.01


  昭和シェル石油(株)は、サウジ電力会社と、サウジアラビア王国ファラサン島内の太陽光発電所(500kW規模)の運営に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。このパイロット・プラントは、ファラサン島にあるサウジ電力会社の「ファラサン・ディーゼル発電所」内に、昭和シェル石油の子会社であるソーラーフロンティア(株)が建設を進めてきたもので、2011年7月に稼働を開始する。同プラントは、ソーラーフロンティアの独自技術で生産するCIS薄膜太陽電池を採用。この電池は、結晶シリコン系の太陽電池よりも高温時の温度係数が優れており、気温上昇時の変換効率が低下しにくいなど、砂漠に適した特性を有しているという。また、将来消費される約28,000バレルの軽油に相当する発電量が見込まれることから、燃料の供給コストの削減や島内の環境保全にも貢献可能という。なお、このプロジェクトは、経済産業省と昭和シェル石油が協力し、中東における日本の最先端技術の普及を目指した政策の一環として、政府による資金援助を得たものである。

情報源 昭和シェル石油(株) プレスリリース
機関 昭和シェル石油(株)
分野 地球環境
キーワード 太陽光発電 | 経済産業省 | CIS太陽電池 | 薄膜 | 昭和シェル石油 | 環境保全 | サウジアラビア | 砂漠 | MOU | ソーラーフロンティア
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