福岡県工業技術センターは、三井金属鉱業(株)、九州めっき工業組合、九州エンジニアリング(株)及び石田産業(株)と、亜鉛リサイクルシステムの全国展開に向けた協定書を、平成23年5月31日に締結したと発表した。これまで、同センターと、九州めっき工業組合及び三池製錬(株)は、福岡県リサイクル総合研究センターと協力して「めっき排水からの亜鉛回収システム」を開発し、平成22年度より三池製錬(株)が亜鉛回収事業を進めてきた。今回、三井金属鉱業がこの亜鉛回収システムに着目し、三池製錬(株)を含む同社系列の国内4製錬所において同技術と装置を用いた回収体制を整備し、全国展開することを決定し、協定書の締結に至った。今後まず、亜鉛めっき事業者が集積している中部地域で、めっき事業者へ実証プラントとして回収処理装置を貸し出すことを含め、その普及と体制整備を開始するという。その際、回収処理装置は九州エンジニアリング(株)が製造し、石田産業(株)が販売する。同センターは、協定を締結した4社と綿密な連携を図るとともに、福岡県リサイクル総合研究センターとも連携し、事業化を推進していくという。
情報源 |
福岡県 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 福岡県 福岡県工業技術センター |
分野 |
ごみ・リサイクル 健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | リサイクル | 回収 | 三井金属鉱業 | 福岡県 | めっき排水 | 亜鉛 | 三池製錬 | 九州エンジニアリング | 石田産業 | 九州めっき工業組合 |
関連ニュース |