(独)産業技術総合研究所太陽光発電工学研究センターは、(株)富士フイルムと共同で、ステンレス箔を基板とした高効率な集積型構造のフレキシブルCIGS太陽電池サブモジュールを開発した。CIGS太陽電池は、光電変換効率が高く、また経年劣化がなく長期信頼性に優れる、といった特長を持ち、低コスト化も期待できる高性能な薄膜型太陽電池の1つ。また、軽くて曲げることもできる「フレキシブル太陽電池」として製造することも可能である。今回、産業技術総合研究所は、金属箔基板に対する絶縁層の形成技術の開発や、CIGS層に対するアルカリ添加制御技術の改良を行い、光電変換効率15%に達するフレキシブルCIGS太陽電池の開発に成功した。ステンレスという汎用性の高い低コスト材料を基板に用いた高性能太陽電池の実現により、さらなる応用範囲の拡大が期待されるという。なお、同研究は、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施している「太陽光発電システム次世代高性能技術の開発」(委託期間 平成25年2月まで)の補助を受けている。
情報源 |
(独)産業技術総合研究所 プレスリリース
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機関 | (独)産業技術総合研究所 富士フイルム(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 太陽光発電 | NEDO | 太陽電池 | 産業技術総合研究所 | 高効率 | CIGS | 富士フイルム | 光電変換効率 | 薄膜型 | フレキシブル |
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