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 国土交通省、平成22年全国一級河川の水質現況を公表

発表日:2011.07.28


  国土交通省は、平成22年(1月~12月)の全国一級河川109水系1,103地点における水質現況を公表した。この調査は、昭和33年から一級河川(直轄管理区間)で実施しているもの。平成22年は、一級河川(湖沼及び海域を含む)でBOD(またはCOD)値が環境基準を満たしている地点の割合が91%となり、2年連続で過去最高となった。また、過去10年間のBOD値の改善幅が大きい河川は、大和川(大和川水系)及び綾瀬川(利根川水系)であり、河川の平均水質(BOD値)ランキングで、全国一位となったのは、雨竜川、尻別川、後志利別川、沙流川(以上、北海道)、荒川(福島県)、姫川、荒川(以上、新潟県)、安倍川、大井川(以上、静岡県)、宮川(三重県)、高津川(島根県)、仁淀川(高知県)、川辺川(熊本県)であった。さらに、従来のBODなどの指標と異なり、ゴミの量や水の臭いなど、人と河川のふれあいに関する新しい指標を用いて、住民との協働により、河川に近づきやすい地点で調査を実施した。その結果、約2割(60地点/320地点)が「泳ぎたいと思うきれいな川」と判定された。

情報源 国土交通省 報道発表資料
機関 国土交通省
分野 水・土壌環境
キーワード BOD | 国土交通省 | 一級河川 | 環境基準 | 水質調査 | 綾瀬川 | 大和川
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