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 国土交通省、平成23年全国一級河川の水質現況を公表

  国土交通省は、平成23年の全国一級河川109水系における水質現況を公表した。この調査は、昭和33年から一級河川（直轄管理区間）で実施しているもの。平成23年は、一級河川（湖沼及び海域を含む）でBOD・COD値が環境基準を満たしている地点の割合が91%となり、3年連続で過去最高となった。また、過去10年間のBOD値の改善幅が大きい河川は、大和川（大阪・奈良）、綾瀬川（埼玉・東京）及び鶴見川（神奈川）であり、河川の平均水質（BOD値）ランキングで、最も水質が良好な河川は次の12河川。尻別川、後志利別川、鵡川、沙流川（以上、北海道）、荒川（福島）、黒部川（富山）、安倍川（静岡）、宮川（三重）、北川（福井）、高津川（島根）、川辺川（熊本）、五ヶ瀬川（宮崎）。さらに、ゴミの量や水の臭いなど、人と河川のふれあいに関する新しい指標を用いて、住民との協働により、河川に近づきやすい地点で調査を実施した結果、調査地点の約21%（57地点/268地点）が「泳ぎたいと思うきれいな川」と評価された。

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