政府は、平成23年10月31日(月)から11月4日(金)まで、ケニア・ナイロビで開催された、「水銀に関する条約の制定に向けた政府間交渉委員会第3回会合」の結果を公表した。国連環境計画(UNEP)では、平成21(2009)年2月の第25回管理理事会において、国際的な水銀の管理に関して法的拘束力のある文書(条約)を制定すること、及びそのための政府間交渉委員会(INC)を設置して平成22(2010)年に交渉を開始し、平成25(2013)年までのとりまとめを目指すことを合意している。今回の会合は、計5回予定されている交渉委員会の3回目で、UNEP事務局により作成された条約の条文案について議論が行われた。その結果、同会合での議論を踏まえ、2012年6月に予定されている第4回会合で引き続き条文案についての議論が行われる予定となった。