政府は、平成25年1月13日から18日まで、スイスのジュネーブで開催された、「水銀条約政府間交渉委員会第5回会合」(INC5)の結果を公表した。国連環境計画(UNEP)では、平成21(2009)年2月の第25回管理理事会において、国際的な水銀の管理に関して法的拘束力のある文書(条約)を制定すること、及びそのための政府間交渉委員会(INC)を設置して平成22(2010)年に交渉を開始し、平成25(2013)年までのとりまとめを目指すことを合意している。今回の会合では、これまでの議論を踏まえINC議長が作成した条約の条文案(議長テキスト)に基づいて、議論が行われ、水銀に関する条約の条文がとりまとめられた。また、条約の名称を「水銀に関する水俣条約」とすることが合意された。今後、2013年10月9日から11日に熊本県で条約の採択及び署名を行うための外交会議が開催されるという。