シャープ(株)は、蓄電池を搭載し、太陽光発電との組み合わせが可能なバックアップ電源システムを、2011年11月30日より発売すると発表した。今回発売するシステムは、平常時は商用電力から蓄電池へ充電を行いつつ、接続した電気機器へ電力供給を行う。一方、停電時は瞬時に蓄電池から電気機器へ自動で電力供給を行う。最大定格出力は1.4kWの大容量出力で、瞬間的な停電や電圧低下が発生した場合にも、パソコンやPOSシステムなどの電源をバックアップし、継続運転できるという。さらに、太陽光発電システムの自立運転と組み合わせることにより、太陽光発電システムによる発電電力が消費電力より大きい日中は、蓄電池に充電しつつ、接続した電気機器へ電力供給を行うことができる。また、曇天時や夜間など発電量が不足する場合には、蓄電池からの電力供給に自動で切り替わる。太陽光発電システムの自立運転の出力は天候により変動するが、バックアップ電源システムを接続することで、日射量が不足する場合でも安定した電力供給が可能という。