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 (株)商船三井、外航海運での温室効果ガス排出規制対応(SEEMP)で世界初の鑑定書を取得

発表日:2011.12.07


  (株)商船三井は、外航海運での温室効果ガス排出規制対応(SEEMP)で、世界で初めて鑑定書を取得したと発表した。同社は、「船舶エネルギー効率マネージメントプラン(SEEMP)」の船上備え付けの義務化に先駆け、SEEMPを策定・運用している。今回の鑑定書の取得にあたっては、同社のSEEMPが、モニタリング指標である「エネルギー効率運航指標(EEOI)」の算出適用も含め、国際海事機関(IMO)のSEEMPガイダンスとEEOIガイドラインに従って適正に作成されていることが、米国船級協会ABSに認められたもの。同社のSEEMPは、IMOガイドラインに従ったEEOIに加えて、同社独自のEEOI計算手法を導入することで、問題点の把握と改善効果の確認を効果的に行うことができるほか、船上実証実験により裏付けられた最適トリム(船首喫水と船尾喫水との差)の適用、気象情報システム等を活用した最適航路の選定、さらには同社が推進する次世代船構想「船舶維新」プロジェクトなど革新技術の適用を総合的、かつ有機的に結合していることが特徴。同社は、今回の鑑定書の取得は、「輸送単位当たりのCO2排出量を2015年度までに2009年度比10%削減する」という環境目標の達成に向けた省エネ運航活動が客観的に評価されたものとしている。

情報源 (株)商船三井 プレスリリース
機関 (株)商船三井
分野 地球環境
キーワード CO2 | 船舶 | 温室効果ガス | 商船三井 | エネルギー効率 | 排出規制 | SEEMP | 鑑定書
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