環境省は、自衛隊等の協力の下、4役場の除染を実施したと公表した。同省は、本格的な除染の実施に先立ち、除染を進める上での計画作りや連絡調整を行うにあたって、必要最小限の機能を回復させるためには、自治体の行政機能の中心で、かつ除染の前線基地ともなる役場の除染が最優先であるとの見解の下、平成24年1月以降に同省が行う先行的な除染事業の一部を前倒しして、警戒区域及び計画的避難区域内の4役場(楢葉町、富岡町、浪江町、飯舘村)の除染を実施(平成23年12月7日~19日)した。その結果、地上1mでの空間線量率の低減率の最大値は、芝地で78%(飯舘村4.39→0.96マイクロシーベルト毎時)であったという。なお、今回の4役場の除染においては、同省が委嘱した除染活動推進員(東京電力及びその関連企業の社員から構成)が、モニタリング、除染技術、排水処理、廃棄物管理等について協力を行ったほか、緊急的な対応として自衛隊約900名の協力を得て実施された。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 水・土壌環境 |
キーワード | 環境省 | 飯舘村 | 浪江町 | 計画的避難区域 | 除染 | 警戒区域 | 空間線量率 | 富岡町 | 楢葉町 |
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