国内ニュース


 農林水産省、森林の除染実証試験結果(第二報)を公表

発表日:2011.12.27


  農林水産省は、森林の除染実証試験結果(第二報)を公表した。同省では、東京電力福島第一原子力発電所の事故により生じた放射性物質に汚染された森林について、除染等に向けた取組を進めている。今回、(独)森林総合研究所が福島県林業研究センターの協力を得て、福島県郡山市の針葉樹林と落葉広葉樹林で実施した、下草と落葉の除去による森林の除染実証試験が終了した。その結果によると、いずれの森林でも下草と落葉を除去することで、空間線量率は除去前の約6割から7割まで低減し、その効果について、落葉広葉樹林の方が針葉樹林と比べて大きいこと、除去する面積を拡大しても次第に低減効果が緩やかになること、などがわかった。同省では、引き続き森林総合研究所や他の機関とも連携しながら、森林における除染等の技術開発や実証を進めていくとしている。

情報源 農林水産省 報道発表資料
(独)森林総合研究所 プレスリリース
機関 農林水産省 (独)森林総合研究所
分野 健康・化学物質
大気環境
水・土壌環境
キーワード 森林 | 農林水産省 | 森林総合研究所 | 実証試験 | 除去 | 福島県 | 放射性物質 | 福島第一原子力発電所 | 除染 | 空間線量率
関連ニュース

関連する環境技術