日立アプライアンス(株)は、施設や店舗で多用されている直管形蛍光ランプ110形からの切り替えに対応した、直管形110形LEDランプを開発し、3タイプの切り替え方法(器具)を選択できるかたちで、2012年1月20日より発売すると発表した。3タイプのうち、既存の蛍光灯器具を利用する方法では、誤って蛍光ランプを装着しても通電しないよう、安全性に配慮した「外部給電方式」を採用。また、このほかの切り替え方法として、ソケットなど一部の部品を交換する方法と、既存器具一式を交換する方法を用意している。LEDランプは、両端部を直管形蛍光ランプ110形の両端部と同じR17d形状とし、定格寿命を40,000時間(同社従来の蛍光ランプと比べ約3倍)とすることで、ランプの交換回数を減らし、メンテナンス性を向上させた。器具については、高効率LEDモジュールや初期の明るさを自動で調光する照度補正回路の採用、放熱性を考慮した構造設計などにより低電力化を図り、2灯用器具で平均消費電力124Wを実現。同社従来の蛍光灯器具と比べ、消費電力を約45%削減(明るさは約97%を確保)した。