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 (株)矢野経済研究所、ガスコージェネレーションシステム市場に関する調査結果2011を発表

発表日:2012.01.31


  (株)矢野経済研究所は、国内ガスコージェネレーションシステム市場に関する調査結果をまとめた。コージェネレーションシステムとは、熱源から電力と熱を生産して供給するシステムのこと。具体的には、燃料(同調査ではガス)で原動機(ガスエンジンあるいはガスタービン)を動かし、この動力で連結した発電機を動かして発電するとともに、排熱を温水や蒸気として回収することで総合エネルギー効率を高める仕組みである。今回、業務用(飲食店等向け)及び産業用(工場・発電所等向け)を対象として調査を実施した結果、2010年度の同市場は、メーカー出荷金額ベースで約138億円と、2008年度以降2年連続で減少した。しかし、東日本大震災後は電源需要の拡大に伴って引き合いが急増、2011年度は約308億円(前年度比222%)と大幅に拡大する見通し。また、震災後に高まったBCP(事業継続計画)の観点から、ガスコージェネレーションシステムには停電時などの電源セキュリティ確保の役割が期待されており、同市場は2010年度から2015年度にかけて、メーカー出荷金額ベースで年平均40%以上の成長が見込まれるという。

情報源 (株)矢野経済研究所 YRIマーケットNow!
機関 (株)矢野経済研究所
分野 地球環境
キーワード コージェネレーション | 電源 | エネルギー効率 | 排熱 | ガス | 市場調査 | 業務用 | 産業用 | 矢野経済研究所 | 東日本大震災
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