(株)矢野経済研究所は、国内の照明市場の調査結果を発表した(調査期間:2013年2月~5月)。この調査における照明市場とは、白熱灯や蛍光灯、高圧放電灯、LEDを光源とする照明器具・ランプで、建築物に付随する照明や道路照明など一般照明用途として使用されるものを対象とする。調査結果によると、2012年の一般照明用途の照明総市場は、2011年に続いて二桁台の成長を遂げており、1兆264億5,000万円(前年比118.1%、メーカー出荷金額ベース)となった。また、東日本大震災以降の節電・省エネに対する社会的機運の高まりを背景に、エネルギー効率に優れるLED照明への需要のシフトが顕著に生じており、2012年の一般照明用途のLED照明市場規模は、4,204億円(前年比195.0%、メーカー出荷金額ベース)となった。2013年以降も省エネニーズは高水準を維持しており、LED照明を牽引役として、一般照明用途の照明市場規模は今後も成長していく見込みという。